前回、虫歯は事故ではなく環境が原因だというお話をしました。
もう少し詳しく説明します。
まず、虫歯とは何か？
「う蝕によっておこる実質欠損（穴）のこと」
はい、歯科医学事典などで調べればこんな感じの答えが返ってくるでしょう。
一般的な虫歯、ならばこれでだいたい間違いはありません。
ただ、予防するためには実質欠損（穴）ができてからでは遅いので
その前から考えなければなりません。
では、う蝕とは何か。
ミュータンス菌などの虫歯菌が、糖をエネルギーとして酸を放出し歯を溶かすこと、です。
糖分、現代人ならまぁとってますよね
じゃあ、う蝕は進む一方で絶対虫歯になるじゃないか！
もちろんそんなことはありません。
う蝕から回復させていく働きが唾液にはあります。
これがよく聞く”再石灰化”ってやつです。
今回の話で覚えておいてほしいのは
「う蝕には前進、後退両方の動きがある。」ということです。
（次回に続く）
Comments